オンラインカジノの危険性。逮捕者も出た事件の真相に迫る!

この記事を読めば分かる事
最近徐々に日本人にも身近になってきたオンラインカジノ。
勿論この記事を読んでくれているあなたもオンカジに興味があるもしくはやった事がある人でしょう。
日本にいながら海外のカジノを楽しむことが出来るのはとても嬉しいサービスですが実は逮捕者が出ていた事知っていますか!?
明日は我が身かもしれませんから最後まで読んでくださいね!
目次
なぜ逮捕者が出たのか?
オンラインカジノが法律違反ではない理由
適応される可能性がある罪状と言えば賭博罪ですが、そもそも賭博罪とは五十万円以下の罰金又は科料に処するとされており、「賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者」に対して適応される処罰であり、3ヶ月以上5年以下の懲役に処する。(刑法185条)となっています。
その通り!オンラインカジノも同様に法の抜け道を利用しています。
法律では、賭けを開帳した人間&そこで賭けた人間両方を逮捕しなきゃならないわけですが、皆さんがラスベガスでカジノをしたとしても日本に帰ってきてから捕まることは無いですよね?
海外の事は海外の法律が適応されますし、賭けた人間だけを逮捕するわけにはいかないからなんです。
それを踏まえてオンラインカジノは運営元が海外である為、海外のカジノで遊んでいるとみなされ日本の法律適応外となるのです。
オンラインカジノを利用した逮捕例
ここまでオンラインカジノが法律的に問題ないと判っているのに逮捕者が出ているのもまた事実。
なぜ逮捕者が出たのか逮捕例を調べてみましょう。
スマートライブカジノ事件
海外のインターネットのカジノサイトで賭博をしたとして、京都府警は10日、賭博(単純賭博)の疑いで埼玉県越谷市の制御回路製作会社経営、関根健司(65)▽大阪府吹田市の無職、西田一秋(36)▽埼玉県東松山市のグラフィックデザイナー、中島悠貴(31)-の3容疑者を逮捕した。府警によると、無店舗型のオンラインカジノの個人利用客が逮捕されるのは全国初とみられる。
逮捕容疑は2月18~26日、会員制カジノサイトに接続、カードゲームで現金計約22万円を賭けたとしている。3人は容疑を認め、「海外サイトなら大丈夫だと思った」と話している。
利用された「スマートライブカジノ」は、英国に拠点を置く登録制のオンラインカジノ。日本語版サイトが平成26年9月ごろに開設されたとみられる。クレジットカードや電子マネーを使って賭けや払い戻しができる仕組み。日本人女性がディーラーを務め、日本語でチャットをしながらブラックジャックやルーレットなどのゲームができる。
府警によると、関根容疑者は「1千万円ぐらい使った」と供述。ブラックジャックの利用客だけで月に少なくとも約1400万円の賭け金が動いていたとみられ、府警は運営実態や資金の流れを調べる。
この事件はオンラインカジノ利用者全員にとってかなりの衝撃だったのではないでしょうか?
事件が起こったのは2016年3月。プレイヤーはただ純粋にブラックジャックに興じていただけなのになぜ逮捕されるに至ったのでしょうか??
そもそもスマートライブカジノとはどのようなカジノなのでしょうか?このカジノ自体が違法だったのでしょうか?
そんなことはありません。スマートライブカジノはロンドンに拠点を置き、英国のライセンスを取っている合法カジノです。
*英国政府機関「UK Gambling Commission(英国賭博委員会)」
番号:002715-R-103240-011
サイトを見てみると
『日本語版 ライブルーレット&ブラックジャック』(木)~(日)17時から1時
『史上初!日本人ディーラーとのライブゲーム』
とあり、「日本人ディーラーが日本人のためゲームを進行してくれる」「日本語でディーラーと会話が出来る」「他プレイヤーのID・賭け状況がわかる」これらのコンテンツが人気を呼んでいるようでした。問題はその「日本人向けライブゲーム」だったようです。
プレゼンターも日本語で対応し、開催時間も(木)~(日)17時から1時と日本時間の夜であるなど、国内の日本人をターゲットにしたカジノである=事実上日本国内で賭場を開帳しているのと同じであると判断され逮捕に踏み切られたようです。
つまりあまりにも日本人をターゲットにしたカジノであった為捜査に踏み切られただけなので、僕らが現状他のオンラインカジノで普通に遊んでいる分には逮捕されることは無いといえるでしょう。
なので法律の解釈は今まで通りでオッケーなのです。
しかしなぜたくさんの利用者の中からその3人が逮捕されたのでしょうか?彼らは自身のチャットでのやり取り・ID・SNS・ブログでのプレイ履歴を公開するなど、本人特定を容易にしていた為であったと思われます。
結果は略式起訴(正式な裁判ではなく書類上での判決)となり3人には罰金刑が言い渡されました。(略式起訴でも前科は付きます)
検察側としたら「とりあえず罰金払ってくれればいいから」くらいのノリだったと思うのですが、2人はそれに従い1人はそれを不服として「正式裁判で争おうや!」となりました。
検察側「え?まじ?」
弁護側「てか、海外の合法カジノで遊んでた訳だし、胴元捕まえないで客だけ捕まえるっておかしくね?つーかこの「賭博罪」自体、胴元を捕まえるためのものだし軸ブレてんだろ」
検察側「ぐぬぬ….」
弁護側「そもそも開帳元のいない些細な賭け麻雀を安易に検挙すべきでない旨の記載だってあるのにこれ罪にすんのおかしいっしょ。どーすんのこれ?」
検察側「ふ…不起訴で…」
って事で無罪になりました(‘Д’)
しかし
- 日本語対応
- 日本人ディーラーがいた
- 日本人向けの掲示板があった
これだけの理由で、日本国内で賭博開帳とみなされるのか疑問は残ります。
検察側の「オンラインカジノしてても捕まるときあるんだぞ――」って世間に広めるための演出的な感じを受けますね。
ちなみに日本人利用者が多いことでいられる「ジパングカジノ」は以下のような声明を出しました。
他のオンラインカジノ様でのご遊戯にて逮捕者が出ている事についてでございますが、公開されている情報を精査すると、特定方向への誘導も感じられる部分もあり、また逮捕=有罪(推定有罪)が全面的に押し出されている感があるかと存じます。
また現行法にて、オンラインカジノとして明確に定められていないと思われる状況下では、属人主義ではない賭博法の適用に疑問を感じるところであります。
この一連の件に総じて言えることでは有りますが、報道の文章から見る限り、現在日本の刑法で制定されている賭博法の解釈に当てはめる事は難しく、罪刑法定主義として禁じられている、類推解釈、拡大解釈の可能性があるかと考えております。
報道で出ているカジノが私どものブランドではない弊社として、今回行動を起こすことはできませんが、今後、弊社ブランドでの遊戯にて登録者が逮捕され、それが弊社ブランドと共に公表されることがあれば、貿易上の不公平を訴え、弊社保有ライセンス国を通じWTO(国際貿易機関)に問題提起することを考慮し、また名誉毀損にて当該国裁判所に向けて提訴する事も吝かではありません。
引用:ジパングカジノの見解
要は「うちの客に手出したら、相手が警察だろうが国だろうがその喧嘩勝ってやるよ」(゚Д゚)ノゴラァって声明を出したわけです。
決済サービス業者と利用者に捜査のメス
前事件の1か月前人気の決済サービスであったNet BanQ(ネットバンク)の運営者が逮捕され、その利用者も家宅捜査を受けるという事件がありました。
この決済サービスは利用者がオンラインカジノに入金出金する際に利用されていました。
オンラインカジノが利用できる国内口座サービスを運営し客に賭博をさせたとして、千葉県警サイバー犯罪対策課は15日、常習賭博の疑いでさいたま市浦和区本太1、通信会社役員、益田伸二(50)と埼玉県蓮田市見沼町、自称会社員、島田賢一(43)両容疑者を逮捕した。益田容疑者らはほぼ全国の客約1600人に約23億2800万円を賭けさせ、約10億4400万円の収益を上げていたとみられる。インターネットを使った無店舗型オンラインカジノに関して賭博罪を適用したのは全国初。
同課によると、客は益田容疑者らが作ったこの口座に現金を入金。それを海外サーバーで運営されているオンラインカジノ内で仮想のドルに換金して賭け、この口座を通して客が指定した口座に現金の払い出しを受ける。客は自宅などのパソコンからインターネットを通じて賭博行為ができるという仕組み。
実際利用者の中には家宅捜査を受け略式起訴を受けた人もいるようでしたが、こちらも「不起訴」となりました。
何に気を付けるべきか。
そもそも合法で、ちゃんとしたライセンスを取得しているオンラインカジノで遊んでいることが前提ですが、違法でない・不起訴になるからと言っても、逮捕されて名前がニュースに出ちゃうのも面倒ですよね。
だったら普段からそんな容疑の賭けられるようなことを避けてればいいんです。
悪いことしてないのに何でそんなことしなきゃなんねーんだよって気はしますが、この国に住んでるうちはこの国のルールに従わなきゃいけないので仕方ないと割り切りましょう。
- 運営元が海外であるか?(価値ある海外ライセンスを取得しており本拠地も海外であるか?)
- 日本人専用的な雰囲気を醸し出している所は避ける
- 自分を特定されるようなことはしない(ブログ・SNS・チャット)
- 同様に「いくら勝った」的なプレイ履歴の公開も避ける(ブログ・SNS・チャット)
- 使用している決済サービスが国内のものではないかの確認
まとめ
いろんなことありましたけど結局僕らプレイヤー側は何も悪くありません!
法律にも違反していないし罪に問われるような事は何もありません。
ただし、世間からのイメージや警察の動き等を見ると、まだ完全に理解されている立場ではないことも確かです。
いまだにオンラインカジノと闇カジノの違いも分かっていない人が多いですから、無暗に遊んでいることを公表すると自分のイメージダウンにつながらないとも限りません。
少なくとも、これからも楽しくカジノライフを過ごすためには上記の注意点を良く守って遊びましょう!
あと数年もすれば認知度も上がるでしょうからそれまでは静かに遊ぶのが賢明でしょう(; ・`д・´)